前編では、Grow Richが考える留学のありかたを
エージェントとの違いを例に挙げながらお伝えしました。
後編では、なぜ小学生から海外経験することが大切なのか
心理的な側面からも書いていきます。
前編はこちら >>【前編】三鷹に新規開校!9歳からの英語塾が提案する小学生のステップアップ留学
小学生が海外に行く目的は「自立」と「原体験」
・思春期を迎えると壁ができてしまう。壁ができる前に壁を作らない経験を。
少し難しい話をします。
発達心理学という学問では、人生を8つのステージに分けて、それぞれのステージに、『乗り越えると強くなれる課題』を設定した理論があります。
これを『エリクソンの心理的発達段階』といいます(右図の青い部分が小学生の期間)。
留学できる国は、10歳から増えはじめますが、まさにこの10歳からが子供の心理的にも留学に適しているタイミングなのです。
多くのことを経験し周りから承認を得ることで自分で考えたり自分で決断して行動するクセがつきます。
しかし、失敗したり否定したりされると
劣等感を感じてしまう側面もありますので、ケアも必要な時期です。
出典:出典『心理社会的発達理論』(Erikson, 1997)
このような心理的な課題が要因となって、
小学生は周囲の環境から多くのことを学びます。
それは、仲の良い友達がすぐに変わったり、
性格や口調も変わるといったところにも現れます。
とても柔軟で時期だからこそ、日本にとどまらずに様々な経験をすべきだと考えています。
多くの人に出会い、様々な文化に触れ、
自分が暮らす日本の環境と現地を比べてほしいと思います。
そういった経験を、彼らのユニークな体験として語れるものし、
目の前の目標以上により大きな視点で「なぜ英語を学んでいるのか」を、
身をもって感じて考えられるようになってほしいです。
それを周囲が承認し、彼らが進みたい道へ進む後押しをすることが、
この時期の子供にとって一番効果があります。
そこから有能感や自己肯定感が芽生え、
思春期を迎えてからものびのびと育っていくはずです。
自立は英語力と自信からくる
親元を離れることで、留学全てが「自分にしか語れないユニークな体験」になる
・まずはお子様が「楽しかった!また行きたい!」と笑顔で話すこと
保護者の方々とお話ししていて感じることは、
多くのことを一度に経験させようとしてしまうことです。
子どもにとっては、飛行機に乗るだけで緊張するかもしれません。
お父さん、お母さん、ご家族がいないだけで心細いと思います。
まずは、友達と(または一人で)行って来られた!という経験をするだけで、
子どもは少したくましくなって帰ってきます。
はじめはあまり話せなくても、友達をつくったりできる範囲で
コミュニケーションを作ることができますので、
まずは行かせてあげることがとても大切です。
Grow Richが行う留学前後のフォロー
スピーキング
留学の2ヶ月前からアウトプットの時間をスピーキングに集中します。自分のことを話せるようになることに加え、
相手に質問できることを目標にレッスンを進めます。
当塾のスピーキングレッスンは、
完全オリジナルでカリキュラムを組んでいます。
あまり積極に話すことができないお子様も、
必ず話す時間、話し方を教わる時間があります。
『絶対に話せるようになってほしい』という思いから開発しました。(写真は教室でのスピーキングレッスンの様子)
留学中の心構え
お子様たちは現地では日本代表です。不安も大きいと思いますが、
行くとなったらチャレンジ精神をもってアクションを起こしてきてほしいです。
教室では、行く直前に「どのような留学経験をしてほしいか」
お子様ひとりひとりとお話しして気持ち作りをします。
中には、個別にミッションを伝えることもあります。
帰国後
1回目から3回目の渡航まで、それぞれのステップで目標があります。
どのように過ごしてきたのかも含めて、
その目標が達成できたのかどうかを生徒本人にインタビューします。
可能であれば、行ってきたことが記録に残るように
このブログにも出演していただいて、自分が語れる経験のひとつにします。
そして、改めて目標を設定して普段の学習への意気込みに変えていきます。
最後に
・世界地図を広げる進路選択
人生を振り返って、「小6の時にカナダに行ったな」「中学はオーストラリアの学校に行ったな」
という経験は、本当に影響が大きいのです。
旅行で何度も海外に行ったこととは大違いで、
世界を自分の足で歩いた経験がそのまま子供の思い出になります。
これは、定期試験の点数をとったり、センター試験や大学受験で高得点を出すこととは違ったとても大きな価値があります。
英語力のある小学生、中学生の特権ともいえるでしょう。
いま「英語が好きになってほしい」「将来英語で仕事ができるようになってほしい」と少しでも望むならば、
夏休みや冬休みなどの短期間からで良いので、海外経験を積ませてあげてください。
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