2024年｜芝国際中学校の英語入試のポイントを解説！対策方法とおすすめの併願校も紹介

2023年新設の国際系中学として話題の芝国際中学校。帰国生からの人気が高く、早くも上位校として名を知られています。

STEAMやデータサイエンス、AI、アントレプレナーシップといった最先端教育やグローバル教育に力を入れているとしても話題です。

そこでこの記事では、人気急上昇中の芝国際中学校に関する情報や英語入試の傾向・対策方法などをまとめて解説します！

志望校に芝国際中学校をお考えの帰国生・英語が得意な受験生はぜひご一読ください。

芝国際中学校の基本情報

参照元：芝国際中学校・高等学校公式サイト

【教育の特色】海外交流とSTEAMなどの最先端教育で真の国際人を育成

芝国際中学校は、2023年4月に東京女子学園が改校して新設された共学校です。

「理想の社会を生徒が創る（パンフレット参照）」を教育のゴールとし、STEAM教育やアントレプレナーシップ教育、グローバル教育に力を入れています。

特に海外留学プログラムが充実していて、中学ではタスマニアに3週間、高校ではタスマニア・ニュージーランドに10週間留学できます。留学中は現地の家庭に一人でホームステイし、現地校で全期間英語で学びます。

中学から海外留学してみたい方や、英語でのコミュニケーション能力を上げたい方にぴったりな環境です。

大学進学に向けたサポート体制が充実

芝国際中学校では海外大学を含む難関大への進学指導にも力を入れており、放課後には校舎内で芝国際塾や予備校を実施。校内で受験対策が完結するようになっています。

「UPAS海外大学進学協定校推薦制度」という枠組みにも加盟しているため、SATやエッセイ不要で海外大学に進学することも可能です。

画像引用元：芝国際中学校「03 充実した学習サポート」

国際ADVANCEDコースでの学び

英語を使う入試では、国際ADVANCEDコースのみ選択できます。

国際ADVANCEDコースの授業では、英語・数学・理科・社会の4科目をオールイングリッシュで実施。日常生活から英語で話し、考える素養ができます。

また、担任はネイティブ教員と日本人教員のチーム制で英語でホームルームを行います。

学校生活の多くを英語で過ごすことになるため、海外で身につけた英語力を維持したい方に最適です。

芝国際中学校の2024年度入試情報

芝国際中学校で英語入試を実施しているのは、帰国生入試と一般入試の国際ADVANCEDコースです。ここでは、それぞれの2024年度入試の概要をまとめて紹介します。

帰国生入試（全2回）

参照元：2024年度 芝国際中学校 生徒募集要項

一般入試【国際ADVANCED】（全2回）

参照元：2024年度 芝国際中学校 生徒募集要項

芝国際中学校の英語入試は英検2級〜準1級レベルの難関

芝国際中学校の英語入試では、英検2級が80点、英検準1級以上が100点という点数保証を行っています。したがって英語入試のレベルとしては英検2級程度と考えるのが妥当でしょう。

英語の試験内容は長文読解3つとそれに伴うライティングです。

長文はそれぞれ600語、400語、1200語程度となっており、45分で解き切る速読力が求められます。

ライティングも1文で解答する問題が大問1つ分、長めのライティング問題が2つあり、高いライティングスキルが必要です。

また、2024年度入試ではリスニング試験もあります。過去問がないため対策が難しいですが、英検2級を目安にしっかり力をつけておきましょう。

なお注意すべき点としては、芝国際中学校は新設校であり入試傾向がまだ固まっているわけではないことが挙げられます。

そのため、学校説明会などで情報を収集めることや4技能バランスよく能力を高めておくことがとても重要です。

英語試験の対策方法3つ

芝国際中学校の英語試験対策としては、この3つが挙げられます。

それぞれ解説します。

①英検2級以上の合格を目指す

まずは英検2級の合格を目指して4技能バランスよく学習しましょう。

英検2級を取得できると、英語の80点が保証されて合格できる可能性も上がります。

英検はリーディング・ライティング・リスニングをまんべんなく学習できるので、試験対策としても効果的です。

②長文読解をたくさん解いて慣れる

芝国際中学校の英語では、長文読解が複数出題される傾向があります。

短文や長文のライティングで解答する形式の問題も多いため、似た形式の問題をたくさん解いて慣れておくことが大切です。

長文読解を速く解けるようになるには慣れが重要なため、1日1つ長文を読む習慣をつけるといいでしょう。

③入試問題に関する最新情報を集める

芝国際中学校は2023年度に新設された学校で、入試は2024年度で2回目となります。2023年度入試の件も考慮すると、入試制度や問題の傾向が変更になる可能性は十分考えられます。

そのため、芝国際中学校を第一志望、または第二志望と考えているなら、ぜひ学校説明会に参加して出題傾向などの情報を集めましょう。学校説明会は1月13日まで開催しています。

芝国際中学校の受験生におすすめの併願校

芝国際中学校を受験する方におすすめの併願校としては、このような学校が挙げられます。

どれも英語教育に力を入れている学校で、海外帰国生や英語スキルの高い生徒が多いです。興味があればぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

よくある質問

最後に、芝国際中学校を受験する方や保護者の方からよく寄せられる質問をまとめて紹介します。

英検何級あれば合格できるでしょうか？

英語を強みとして受験するなら英検準1級、国算もある程度の点数が望めるなら英検2級があるといいでしょう。

ただし国際ADVANCEDコースは帰国生が多いため、どちらにせよ高い英語力が必要となります。

いつから対策が必要でしょうか？

英語力が追いついていれば6年生の夏からでも大丈夫です。遅くても9月からは受験対策をしましょう。

自宅での対策が難しいのですが、何から始めたら良いでしょうか？

声の教育者が発行している芝国際中学校の過去問にサンプル問題が掲載されているため、まずは解いてみて傾向を把握しましょう。

入試問題についての解説が聞ける学校説明会に足を運ぶことも重要です。

おすすめの学校はどこですか？

お子様の性格や将来の目標、居住地域などによって合う学校が異なるため、一概にこの学校がおすすめとは言えません。

通学できる距離、学校のブランド、校風、生徒の雰囲気、入学後の授業のレベル、進学実績など、さまざまな観点から多角的に検討しましょう。

倍率にもよると思いますが、合格の可能性はどのくらいありますか？

まず、お子様の実力が、その学校の入試問題を軽く解ける（正答率80％以上）くらいなのか、なんとか解ける（正答率60％）くらいなのかを判断する必要があります。

そして、学校によってはすべり止めとして受験されているところもあるので、合格した生徒数と実際に入学した生徒数を比較し、お子様の実力と受験生全体の実力を比較することができるとある程度合格の可能性がわかります。

ただしこれには、入学者数や受験生の併願校などの情報が必要であり、どこまで学校側から情報を得られるかが勝負です。

まとめ

今回は、芝国際中学校の概要や2024年度の入試情報、英語試験問題の特徴と対策ポイントについて解説してきました。

芝国際中学校の英語入試は長文読解とライティングがポイントですが、2024年度は昨年度からの出題傾向の変化や問題の難易度アップも考えられます。

芝国際中学校が第一志望でより専門的な英語入試対策をしたい方は、ぜひGrow Rich English Schoolをご活用ください！

執筆：榎戸 いくみ