2024年｜カリタス女子中学校の英語入試のポイントを解説！対策方法とおすすめの併願校も紹介

カリタス女子中学校は、グローバル教育がさかんな伝統ある中高一貫校です。

海外研修や留学生との交流、英仏複言語教育に力を入れており、帰国子女や英語を学びたい国内生から根強い支持を集めています。

そこでこの記事では、カリタス女子中学校に関する情報や2024年の入試概要、英語入試の対策ポイントなどをまとめて解説！

グローバル教育や国際交流に力を入れている学校をお探しの方は、ぜひ目を通してみてください。

カリタス女子中学校の基本情報

参照元：カリタス女子中学高等学校

【教育の特色】英仏複言語教育をはじめとするグローバル教育と探究活動がさかんな中高一貫女子校

カリタス女子中学校は、カナダのシスターにより創立されたキリスト教カトリック系の中高一貫女子校です。

中学校では珍しい英語とフランス語の両方を必修とした複言語教育が特徴。海外研修や海外大学生との交流といったグローバル教育にも力を入れています。

週6時間は英語、週2時間はフランス語の授業を実施

カリタス女子中学校では、週6時間英語、週2時間フランス語の授業があり、語学にとても力を入れています。

どちらの授業もクラスを半分に分けた20名程度の少人数制で、一人ひとりきめ細かく指導できる環境が整っています。

英語クラスは初学者を対象とした一般クラスと、アドバンスドクラスの2種類です。

アドバンスドクラスは「海外滞在歴のある生徒や英検準２級程度以上の英語力のある生徒（引用元）」を対象としており、英語でのレポート作成や発表など一般クラスよりも高度な内容に取り組みます。

フランス語は中学が必修、高校が選択制となっています。高校で仏検2級〜準1級レベルの語学力をつける学生もいて、大学入試でフランス語を選択するケースも多いようです。

海外研修やグローバル教育プログラムが充実

カリタス女子中学校は、英語研修やネイティブの大学生との交流、海外研修、ターム留学など、海外に関わるさまざまな体験機会を用意しています。

海外研修の行き先は、カナダ、フィリピン・セブ島、マルタ島、オーストラリア、ニュージランドなど。中学からたくさん海外に行って勉強したい方に最適です。

留学生の受け入れも積極的に行っており、普段から国際交流の機会が作られています。

カリタス女子中学校の2024年度入試情報

カリタス女子中学校では、帰国生入試で英語試験を行っているほか、一般入試と帰国生入試で英語資格入試を実施しています。

ここでは、2024年度入試のスケジュールや募集要項、試験内容について見ていきましょう。

帰国生入試（12月試験）

参照元：カリタス女子中学校 2024年度 入試要項

帰国生入試（2月試験 英語資格入試）

参照元：カリタス女子中学校 2024年度 入試要項

一般入試 英語資格入試

参照元：カリタス女子中学校 2024年度 入試要項

カリタス女子中学校は2024年度から英語資格入試を導入

カリタス女子中学校の英語入試でおさえておきたいのは、2024年度入試から新たに「英語資格入試」が一般・帰国生ともに導入されたことです。

英語資格入試では、2021年4月以降に英検3級レベル以上の資格を取得していると国語1科目（帰国生は面接あり）で受験できます。

新しい入試制度のため難易度や合格倍率は未知数ですが、1科目のみで受験できる学校をお探しの方にはぜひおすすめです。

また、12月の帰国生入試では、英検2級レベルの資格を持っていれば英語の試験が免除になる優遇措置があります。

そのため、こちらの試験を受けるなら英検2級取得が試験対策のポイントです。英語試験の難易度は英検2級〜準2級程度（参照元）となっています。

カリタス女子中学校 英語入試のポイントは英検対策

カリタス女子中学校の英語入試で対策すべきポイントは、英語資格入試なら英検3級、帰国生入試なら英検2級以上を取得することです。

帰国生入試の場合は英検2級を取得すれば英語試験が免除になり、作文や算数、面接の対策に時間をかけられます。

ちなみにTOEICやTOEFLといった英検以外の資格でも免除を受けられるので、英検ではない資格で挑戦したい場合はまず学校へ問い合わせてみましょう。

なお、すでに2級または3級を持っている場合でも、受験から3年以上前に取得した資格は使えないので要注意です。募集要項を読んで有効期限をしっかり確認しましょう。

おすすめの併願受験校

続いて、カリタス女子中学校を志望する方におすすめの併願校をいくつか紹介します。

英語資格による優遇がある学校や英語入試を実施している学校をまとめたので、英語で入れる学校をお探しの場合はぜひ目を通してみてください。

よくある質問

最後に、カリタス女子中学校を受験する方や保護者の方からよく寄せられる質問をまとめて紹介します。

英検何級あれば合格できるでしょうか？

帰国生なら英検2級、一般なら3級があれば合格が狙えます。

一般の英語資格入試は国語の点数勝負なので、英検3級が取得できたら国語の試験対策に全力を注ぎましょう。

いつから対策が必要でしょうか？

英語力が追いついていれば6年生の夏からでも大丈夫です。遅くても9月からは受験対策をしましょう。

自宅での対策が難しいのですが、何から始めたら良いでしょうか？

まずは英検の対策に力を入れて、目標の級を取得しましょう。

Grow Rich English Schoolでは小学生でも英検2級に合格できるカリキュラムを提供しています。英検対策でお困りの場合はぜひ無料体験レッスンにお越しください。

おすすめの学校はどこですか？

お子様の性格や将来の目標、居住地域などによって合う学校が異なるため、一概にこの学校がおすすめとは言えません。

通学できる距離、学校のブランド、校風、生徒の雰囲気、入学後の授業のレベル、進学実績など、さまざまな観点から多角的に検討しましょう。

倍率にもよると思いますが、合格の可能性はどのくらいありますか？

まず、お子様の実力が、その学校の入試問題を軽く解ける（正答率80％以上）くらいなのか、なんとか解ける（正答率60％）くらいなのかを判断する必要があります。

そして、学校によってはすべり止めとして受験されているところもあるので、合格した生徒数と実際に入学した生徒数を比較し、お子様の実力と受験生全体の実力を比較することができるとある程度合格の可能性がわかります。

ただしこれには、入学者数や受験生の併願校などの情報が必要であり、どこまで学校側から情報を得られるかが勝負です。

まとめ

今回は、カリタス女子中学校の概要や2024年の英語入試、入試対策のポイントについて解説してきました。

新入試制度である「英語資格入試」は、英検3級以上などの条件を満たせば1科目で受験できるため、比較的対策しやすい英語入試です。

英語資格を活かして受験するなら、ぜひ志望校の一つとして検討してみてください。

執筆：榎戸 いくみ