2024年｜サレジアン国際学園中学校の英語入試のポイントを解説！対策方法とおすすめの併願校も紹介

サレジアン国際学園中学校は、2022年に星美学園中学校から名称変更・共学化した国際性豊かな中高一貫校です。

改校初年度の帰国生入学が35名と帰国子女からの注目度も高く、留学や海外大学へのサポートが充実した国際系ミッション・スクールとして早くも人気が高まっています。

また、改校に伴い校舎も建て替え予定で、新築のきれいな建物で学びたい方にもおすすめです。

そこで今回は、そんな人気急上昇中のサレジアン国際学園中学校の2024年度入試情報や対策ポイントを紹介！英語筆記試験の免除制度もあるので、英語力が高い受験生は必見です。

サレジアン国際学園中学校の基本情報

【教育の特色】全教科でのPBL型授業や充実した英語教育で世界で活躍できる人材を育成

サレジアン国際学園中学校は、全教科でPBL（Project Based Learning：問題解決）型授業を実施しているのが特徴です。

PBL型授業は、1つの正解がない問いに対して、個人やグループで思考を深め、グループ内で最も説得力のある意見を決めてクラス全体へプレゼンテーションするという形の授業。

毎日PBL型授業を行うことで、個人で課題について調べて自分の意見を持つ力や、周りとのコミュニケーション力・ディスカッション力、プレゼンテーション力を磨き、国際社会で活躍できる人材を育成しています。

インターナショナルクラスの特徴

インターナショナルクラスはStandardコースとAdvancedコースに分かれており、Advancedコースには帰国生・外国籍の生徒、国内インターナショナルスクール出身の生徒など英語力に長けた生徒が多く在籍しています。

日々の授業は、英語はもちろん、数学・理科・社会もネイティブの外国人教師がオールイングリッシュで行います。ホームルームは日本人教師と外国人教師のチーム制で行い、まるでインターナショナルスクールのような雰囲気です。

なお、インターAGはレベル別にAG1（CEFR B2程度）とAG2（CEFR B1程度）の2クラスに分けて指導しています。1クラス15名程度の少人数制で、一般的な中学校のクラスよりも手厚い指導が受けられる環境です。

また、日本語が苦手な生徒のための国語の取り出し授業もあり、日本での生活経験が少ない方でも安心して学習できます。

ケンブリッジ国際認定校として海外大学で通用するカリキュラムを採用

サレジアン国際学園は、国際バカロレア（IB）と並ぶ国際カリキュラム・評価開発機関であるケンブリッジ大学国際教育機関（以下、ケンブリッジ国際）の認定校です。

ケンブリッジ国際のIGCSEやA-Levelといった高等部カリキュラムを修了することで、海外大学の出願資格を満たせます。

将来的に海外大学への進学も考えている方にとって、ケンブリッジ国際認定校であることはとても魅力的でしょう。

サレジアン国際学園中学校の2024年度入試情報

サレジアン国際学園中学校では、インターナショナルクラス Advanced Groupの受験生を対象に英語入試を実施しています。

一般・国際生・帰国生という3種類の入試で英語が選択できるのが特徴です。ここではそれぞれの入試情報を確認していきましょう。

一般

参照元：サレジアン国際学園中学校 2024年度生徒募集要項

国際生

参照元：サレジアン国際学園中学校 2024年度生徒募集要項

帰国生

参照元：サレジアン国際学園中学校 2024年度生徒募集要項（帰国生）

サレジアン国際学園中学校の英語入試は英検2級の取得を目標にする

サレジアン国際学園中学校の英語入試は、CEFR B1以上のスコアがあれば英語筆記試験が免除となるのが特徴です。

CEFR B1はCSEスコア1950点以上、英検2級の合格点がCSEスコア1980点以上のため、英検2級を取得できれば筆記試験が免除となります。

したがって、サレジアン国際学園に合格するための具体的な目標としては、まず英検2級の合格が挙げられるでしょう。

英語エッセイは30分で250 words書く問題となっています。エッセイの題材としては「これまでに経験したこと」「将来やりたいこと」といったものが多いようです。

実際に2022年度第3回入試で出題されたエッセイの問題はこちらです。

面接は、大半が英語、1〜2問日本語で以下のような内容について質問されます。

英語入試の面接でよく聞かれる項目が多いため、一般的な面接対策をしておけば特に問題ないでしょう。

英語入試で対策すべきこと3つ

サレジアン国際学園中学校の英語入試で対策すべきことは、主に3つです。

それぞれ解説します。

①英検2級を取得する

英検2級を取得して、英語筆記試験の免除を勝ち取りましょう。

英検2級は高校卒業レベルですが、早いうちから計画的に勉強していれば取得不可能な資格ではありません。実際にGrow Rich English Schoolでも、小学生の2級合格者を輩出しています。

筆記試験は100点分ですが、英検2級以上あると筆記試験の免除とCSEスコアに応じた得点換算が受けられます（CEFR B1レベルは90点満点に換算、CEFR B2レベルは100点満点に換算）。

余裕がある場合は、CSEスコアをできるだけ上げておくと入試で有利です。

②エッセイの書き方を学び、ひたすら演習する

英語エッセイはある程度型が決まっており、エッセイの型とよく使う語彙を学ぶことで文章が苦手な人でも簡単に書けるようになります。

「何を書けばいいかわからない…」という方は、まずエッセイの型から学びましょう。

文章の言い回しが単調になってしまう方は段落内の文章構成（結論・理由・具体例など）や文章表現を学ぶのもおすすめです。

サレジアン国際学園中学校の英語エッセイは与えられたテーマに沿って自分の考えを書くスタイルのため、数をこなすことでどんどん書けるようになります。

まずは過去問の演習を繰り返し、それが終わったら似た問題をたくさん解いてどんなテーマでも対応できるようにすれば完璧です。

③英語と日本語での面接対策をする

サレジアン国際学園中学校の面接は、英語と日本語で質疑応答があるのが特徴です。

英語のスピーキングに自信がある方でも、日本語での面接対策を忘れずに行っておきましょう。

面接練習は保護者の方にやってもらう方法と、塾や家庭教師にやってもらう方法があります。

Grow Rich English Schoolではマンツーマンで指導するプライベートコースやオンラインコースを用意しているので、英語面接の対策だけを集中して行いたい方にもおすすめです。

おすすめの併願受験校

サレジアン国際学園中学校を受験する方におすすめの併願校としては、以下の5校が挙げられます。

英検2級レベルで試験免除や加点などの優遇が受けられる学校や英語と国語または算数で受験できる学校もあり、どこも要チェックです。

よくある質問

最後に、サレジアン国際学園中学校を受験する方や保護者の方からよく寄せられる質問をご紹介します。

英検何級あれば合格できるでしょうか？

英検2級を取得していると筆記試験が免除となり、合格できる可能性が高いです。

いつから対策が必要でしょうか？

英語力が追いついていれば6年生の夏からでも大丈夫です。遅くても9月からは受験対策をしましょう。

自宅での対策が難しいのですが、何から始めたら良いでしょうか？

まずは英検対策に力を入れましょう。

エッセイや面接は、過去問を集めたり公式サイト入試情報をチェックしたりしてたくさん情報を集めることが大切です。

また、Grow Rich English Schoolでは自宅で受講できるオンラインコースも用意しておりますので、入試対策にぜひご活用ください。

どこの学校がおすすめですか？

お子様の性格や将来の目標、居住地域などによって合う学校が異なるため、一概にこの学校がおすすめとは言えません。

通学できる距離、学校のブランド、校風、生徒の雰囲気、入学後の授業のレベル、進学実績など、さまざまな観点から多角的に検討しましょう。

倍率にもよると思いますが、合格の可能性はどのくらいありますか？

まず、お子様の実力が、その学校の入試問題を軽く解ける（正答率80％以上）くらいなのか、なんとか解ける（正答率60％）くらいなのかを判断する必要があります。

そして、学校によってはすべり止めとして受験されているところもあるので、合格した生徒数と実際に入学した生徒数を比較し、お子様の実力と受験生全体の実力を比較することができるとある程度合格の可能性がわかります。

ただしこれには、入学者数や受験生の併願校などの情報が必要であり、どこまで学校側から情報を得られるかが勝負です。

まとめ

今回は、サレジアン国際学園中学校の英語入試の概要や試験内容、対策すべきポイントなどについて解説してきました。

サレジアン国際学園は、現在は偏差値も50程度ですが、帰国生からの確かな人気もあってこれから偏差値や受験生人気が上昇していくと考えられます。

「国際社会で活躍できる世界市民の育成」を教育理念とした国際的かつ革新的な授業を展開しているため、新しい勢いのある学校で学びたいという意欲のある方はぜひ受験してみてください！

執筆：榎戸 いくみ