今回は、帰国生が毎年40名以上入学する東京都市大学付属中学校の概要や英語入試について解説していきます。
東京都市大学付属中学校は、英語力の高い生徒に人気の英語取り出し授業やいつでも復学可能な編入保証制度など、帰国生に嬉しい要素がたくさん取り入れられている学校です。
受験を検討している方はもちろん、帰国予定で学校をお探し中の方にも役立つ内容となっているので、気になる内容があればぜひ目を通してみてください。
東京都市大学付属中学校の基本情報
所在地 | 〒157-8560 東京都世田谷区成城1丁目13番1号 |
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アクセス | 【電車】 小田急線「成城学園前駅」下車徒歩10分【バス】 東急二子玉川駅から「玉07」系統・成城学園前駅行きで約20分 『東京都市大学付属中高前』停留所下車 |
生徒数 | 1学年約240名(I類…約160名、II類…約80名) (参照元:2024年度募集用デジタルパンフレット) |
偏差値 | 62〜71 (参照元:首都圏模試センター) |
主な大学合格実績(2023年度) | 東京大学…7名 東京工業大学…10名 一橋大学…9名 北海道大学…8名 早稲田大学…66名 慶應義塾大学…59名 東京理科大学…81名 明治大学…117名 (参照元:過去3年間の大学合格実績) |
参照元:東京都市大学付属中学校・高等学校
【教育の特色】英語取り出し授業や編入保証制度など帰国生に嬉しい教育システムが豊富
東京都市大学付属中学校では、帰国生が各学年に40〜50名程度在籍しています。
帰国生は、普段は国内生と同じクラスで授業を受けますが、週7時間の英語授業のうち4時間分をネイティブスピーカーによる取り出し授業にすることが可能です。
取り出し授業は中学1年生から高校1年生までの4年間継続して行われるため、海外で培った英語力を保持したい方やさらに発展させたい方から人気を集めています。受講者は毎年30〜40名ほどです。
また、東京都市大学付属中学校では、帰国生入試の合格・入学手続きをしていれば、もし入学後再び海外に行った場合でも帰国時に原則として元の学年に戻れる「編入保証」という制度があります。
一般的な学校では、一度海外に行く場合は退学手続きをして帰国時に再度入学手続きをする必要がありますが、東京都市大学付属中学校ではそれが不要となります。
放課後の補習や夏期講習といった補足的な学習指導も充実しており、帰国生でも国内生と変わらない学力レベルを目指せます。
類別クラス編成と先取りカリキュラムで大学合格実績も◎
東京都市大学付属中学校では、東大・京大・東工大などの最難関国公立大を目指すII類と早大・慶大・難関国公立大を目指すI類にクラスを分けて指導しています。
進級時の成績によっては転類もでき、志望校のレベルにあわせた授業を受けられるのが特徴です。
また、中学2年生までに中学課程、高校2年生までに高校課程を修了する先取りカリキュラムを取り入れています。
これにより、高校3年時には志望校別のカリキュラムで具体的な受験対策ができます。
実際に2023年度には、東大7名、京大1名、東工大10名、早大66名、慶大59名(参照元)の合格者を輩出しています。
東京都市大学付属中学校の2024年度入試情報
東京都市大学付属中学校では、帰国生入試とグローバル入試で英語の試験を実施しています。
それぞれ募集要項や問題の内容・レベルが異なるので、受験をお考えの方はぜひ目を通してみてください。
帰国生入試
出願期間 | 2023年12月1日(金)9:00 ~ 2024年1月6日(土)7:00 |
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試験日 | 2024年1月6日(土) |
合格発表日 | 試験当日18時ごろ |
出願資格 | 2011年4月2日から2012年4月1日までに生まれた男子で、①、②の要件を満たすもの。
①日本の義務教育期間における海外就学期間が通算1年以上のもの。 |
主な出願書類 | 海外での最終学年の成績を証明するもの。(通知表のコピーなど) また、英検やTOEICなどをお持ちの方は合格証またはスコアーのコピーもお送りください。 ※書類は郵送(1月4日(木)までに必着)にて提出してください。 |
英語を含む試験内容 | A方式 ・国語(50点) ・算数(100点) ・英語(100点)…英検準1級レベル |
募集人数 | I類・II類ともに若干名 |
グローバル入試
出願期間 | 2024年1月10日(水)9:00 ~ 2024年2月3日(土)7:00 |
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試験日 | 2024年2月3日(土) 午前 |
合格発表日 | 試験当日18時ごろ |
出願資格 | 2011年4月2日から2012年4月1日までに生まれた男子 |
主な出願書類 | 海外での最終学年の成績を証明するもの。(通知表のコピーなど) また、英検やTOEICなどをお持ちの方は合格証またはスコアーのコピーもお送りください。 ※書類は郵送(1月4日(木)までに必着)にて提出してください。 |
試験内容 | ・国語(50点) ・算数(100点) ・英語(100点)…英検準2級レベル |
募集人数 | I類・II類ともに若干名 |
倍率(2023年度) | 2.4倍(参照元:2023年度 中学入試結果) |
東京都市大学付属中学校の英語入試は英検準1級〜準2級レベル
東京都市大学付属中学校の英語試験のレベルは、帰国生入試が英検準1級、グローバル入試が準2級レベルとなっています(動画参照)。
2024年度入試より「作文」がなくなり「英語」に変更されたため、英語試験の対策も注意が必要です。
なお、帰国生入試の国語・算数は一般入試の問題より易しめ、グローバル入試の国語・算数は一般入試第3回と同じ問題が出題されます。
各試験科目のレベルを確認し、自分の実力が一番発揮できる試験方式を選択しましょう。
よくある質問
最後に、東京都市大学付属中学校を受験する方や保護者の方からよく寄せられる質問をまとめて紹介します。
英検何級あれば合格できるでしょうか?
帰国生入試なら準1級、グローバル入試なら準2級が目安になります。
英語資格による優遇や加点制度はないため、試験問題についての情報収集や国語・算数の試験対策が重要です。
いつから対策が必要でしょうか?
英語力が追いついていれば6年生の夏からでも大丈夫です。遅くても9月からは受験対策をしましょう。
自宅での対策が難しいのですが、何から始めたら良いでしょうか?
まずは英検の対策に力を入れて、目標の級を取得しましょう。
Grow Rich English Schoolでは帰国生や国内インター生などさまざまなレベルの生徒様に英語レッスンを提供しています。英検対策でお困りの場合は一度無料体験レッスンにお越しください。
おすすめの学校はどこですか?
お子様の性格や将来の目標、居住地域などによって合う学校が異なるため、一概にこの学校がおすすめとは言えません。
通学できる距離、学校のブランド、校風、生徒の雰囲気、入学後の授業のレベル、進学実績など、さまざまな観点から多角的に検討しましょう。
倍率にもよると思いますが、合格の可能性はどのくらいありますか?
まず、お子様の実力が、その学校の入試問題を軽く解ける(正答率80%以上)くらいなのか、なんとか解ける(正答率60%)くらいなのかを判断する必要があります。
そして、学校によってはすべり止めとして受験されているところもあるので、合格した生徒数と実際に入学した生徒数を比較し、お子様の実力と受験生全体の実力を比較することができるとある程度合格の可能性がわかります。
ただしこれには、入学者数や受験生の併願校などの情報が必要であり、どこまで学校側から情報を得られるかが勝負です。
まとめ
今回は、東京都市大学付属中学校の概要や2024年度の帰国生入試・グローバル入試のポイントについて解説してきました。
帰国生が多く、英語力を伸ばすカリキュラムや編入保証制度といった帰国生に嬉しい教育システムが揃っている東京都市大学付属中学校は、難関大や海外大学を目指す方にぴったりの学校です。
英語・算数の得点力に自信がある場合は、ぜひ帰国生入試かグローバル入試に挑戦してみてください。
執筆:榎戸 いくみ
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開校から2年半で、英検5級16名・4級18名・3級24名・準2級20名・2級23名・準1級7名・1級1名(延べ人数)の方が合格されました。3級から1級の合格者の中には、小学生の生徒様もいらっしゃいます。
難関中学における英語入試の合格実績も豊富です。
・ドルトン東京学園
・東京学芸大学附属国際中等教育学校
・広尾学園 中学校・高等学校
・サレジアン国際学園中学校高等学校
・文化学園大学杉並中学・高等学校
・渋谷教育学園渋谷中学高等学校
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